初登板で6失点大炎上 “球界最年長”DeNA三浦に厳しい現実
いきなり厳しい現実を突きつけられた。
山本昌の引退で球界最年長選手となったDeNAの三浦大輔(42)が、11日の中日戦で今季初登板。「早く投げたかった。投げて、勝って、スタートしたい」と意気込んだ自身の開幕戦で待っていたのは、中日の情け容赦ない猛攻だった。
初回。先頭の大島に二塁打を浴び、続く堂上の適時打であっという間に先制点を許した。さらに連打で満塁とされると、福田の適時打、エルナンデスの3ランで一挙6失点の大炎上である。
なんとか無失点に抑えた二回以降も毎回走者を出す苦しい投球。結局、4回で11安打を浴び、「いきなりビッグイニングをつくって申し訳ない」と肩を落とした。
今年で25年目。ベイスターズの屋台骨を支えてきた「ハマの番長」も、09年の11勝を最後に2ケタ勝利を挙げていない。15年からコーチ兼任となった際には「引退準備」という声もあがった。
「ここ2年は5勝6敗、6勝6敗。1億2500万円の年俸に見合う成績かという見方があるものの、一昨年の5勝はすべて7月以降に記録し、昨年の6勝もそのうち2勝は9月に挙げたもの。シーズン後半に存在感を見せるものだから、球団も肩を叩くのをためらうところがあるのです。チームの功労者でもあり、200勝を達成させてやりたいという意見もやはり多いですしね」