智弁学園・小坂監督 「春夏連覇は気にせずやっていく」
――これまでは智弁学園の創設から13年後にできた兄弟校の智弁和歌山の方が目立っていました。複雑な気持ちもあったのでは?
「智弁のバッグを担いでいると、智弁和歌山と間違われたこともありました。『智弁は智弁和歌山』というイメージを変えたいというか、そういうハングリー精神はあります。まだまだ成績では和歌山が上。その気持ちを忘れず、少しずつ近づいていきたい。僕は和歌山出身で高嶋監督が好きで、中学時代は智弁和歌山に入れず、智弁学園に拾ってもらった。それも縁だと思う。今は、高嶋監督から監督としてどうあるべきか、考え方や指導について教えていただく機会もあり、日々勉強させてもらってます。春に勝ったといっても何てことはない。指導者としてさらに多くの引き出しを持ちたいですし、まだまだ足りないことだらけです」