著者のコラム一覧
中山竹通

1959年12月20日、長野県出身。池田工(長野)卒業後、国鉄の下請け会社、富士通長野に勤務しながら競技生活を続け、83年に創設メンバーとしてダイエー陸上部へ。1万メートル、マラソンの日本記録を作り、88年ソウル、92年バルセロナと、五輪男子マラソンで2大会連続4位。引退後は、高校、大学、実業団の監督を務めた。

<第7回>市民ランナーじゃないぞ、音楽を聞きながら走るな

公開日: 更新日:
ライバルだった瀬古利彦(C)日刊ゲンダイ

 故郷の長野で、精神的には鍛えられましたね。

 富士通長野工場陸上部のリーダーだった牧野義夫さんは、競技の実績はありませんでしたが、考えるヒントを与えてくれました。牧野さんが選手の要求を会社に頼みに行くと、いつも門前払いされ、がっくり肩を落として帰ってくるんです。世間にはマ…

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