タイ現地記者を直撃 「日本代表は決定力に問題がある」
■タイ─日本戦のMVPはGKカウィン
バンコクの新聞「M2Fニュース」のパナコラン・ニンワラクン記者も「日本がロシアW杯へ行くのは間違いない。サウジアラビア─タイ戦を見たが、明らかにサウジより日本の方が強い。日本がUAEに負けたのは単なるアクシデント。我々も(日本相手に)下克上を目指したが、やはり力の差は大きかった」と舌を巻いていた。「フットボールチャンネル・タイランド」のマルック・タンニヨン記者は「日本は決定力に問題がある」と厳しく指摘してくれた。「本田はミランで試合に出ていないせいか、ミスが多く、動きもスムーズではなかった。香川は持ち味は出していた。しかし、重要なところでシュートを決められなかったのは気掛かりな点だ。良かったのは原口と左SB酒井高徳(ハンブルガーSV)の左サイド。2人の迫力に(相対する)タイの右サイドの選手はタジタジだった。それでもタイが2失点で済んだのはGKカウィン(ムアントン)のおかげ。彼がタイ─日本戦のMVPと言ってもいいくらいだった」と辛口評価を下した。
今後も厳しい戦いが待っている香川ら日本選手は、賛否両論のタイ人メディアの指摘をどう受け止めるのだろうか――。