ウルトラCはあの大物…中日・次期監督選びに浮上する名前
しかし、地元ナゴヤでは慎重論も聞かれる。
「小笠原二軍監督は、コーチ陣としっかりコミュニケーションを図っている。白井オーナーが谷繁監督の解任理由とした『派閥をつくる』こともない。ただ指導者になってまだ1年。選手育成なくして下位からの脱出は難しい状況で、若手は成長途上。ここで一軍監督になることは火中の栗を拾うようなもの。谷繁監督の二の舞いになりかねません」(中日の中堅OB)
■小笠原監督までのワンクッションや外国人も
そこで地元メディアから聞こえてくるのが、「小笠原監督までにワンクッションを置く」という説である。
「落合GMもチーム内の土地を耕し、種をまく必要があることは理解しているでしょう。落合GMは現役時代、ロッテ、中日、巨人、日本ハムと渡り歩いたが、人脈が豊富というわけでもない。今のコーチ陣は落合GMが選んでおり、来季はほぼ全員が留任するはずですから、小笠原監督までのつなぎとして、森監督代行(61)や、シーズン途中で二軍から一軍に配置転換された辻作戦兼守備走塁コーチ(57)の昇格もありえますよ」