“オレ流”も3年芽が出ず 中日落合GMは米ならとっくにクビ

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「メジャーならとっくにクビ、少なくとも今季限りで解任されなければおかしい」

 中日の落合GM(62)に関してこう話すのは、米球界に詳しいスポーツライターの友成那智氏だ。

 9日、事実上「クビ」になった谷繁監督。ならば、チーム編成を預かるGMもクビになってしかるべきと言うのだ。

「GMはチーム強化に携わる監督人事ドラフト戦略を一手に握っているだけに、失敗した時の責任も重大です。常勝球団なら2年、弱小チームでも3年を区切りに評価される。例えば13年にワールドシリーズを制覇したレッドソックスは14、15年と地区最下位。当時のチェリントンGMは15年の8月に解任された。カブスのヘンドリーGMも任期途中の11年8月に解雇されている。仮にGMが育成中心で若いマイナー選手を鍛えていく方針であっても、3年で芽が出ないようならばクビは免れません」(友成氏)

 落合GMは「育成」より、ドラフトでは「即戦力」にこだわった。14年ドラフトは大学、社会人、独立リーグから9人指名。高校生には目もくれず、「カンフル剤」を打ちまくったものの、誰一人として一軍に定着していない。「3年」どころか、結果が出なかった昨オフ、クビを切られるところだ。

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