真央今季初戦はSP2位発進 3回転半回避も出来まずまず
フィギュアスケートのフィンランディア杯が6日(日本時間7日)、フィンランドのエスポーで開幕。初日は男女のショートプログラム(SP)などが行われ、浅田真央(26)が64.87点をマーク。69.50で首位に立った今年の世界選手権銅メダルのアンナ・ポゴリラヤ(18=ロシア)に4.63点差の2位に付けた。
実戦に復帰して迎えた2年目。今季はSP、フリーとも同じ曲(リチュアル・ダンス)を使用し、それぞれの種目で曲調を変えて演技に臨む。この日のSPは調整不足からトリプルアクセル(3回転半)を回避。冒頭のジャンプでダブルアクセルを決めると、続く3回転、2回転の連続ジャンプを成功させる。演技後半の3回転ループでは着氷を乱したが、スピンは全て最高のレベル4をマークするなど、本格的なシーズン開幕を前にまずまずのスケーティングを披露した。
今季の初演技を終えた浅田は「緊張感がある中で、自分がイメージしていた『こういうふうに滑りたい』というのができたので、次につなげていきたい」と笑顔で話した。
今後の浅田は21日(同22日)開幕のグランプリシリーズ今季初戦のスケート・アメリカに出場する。今季は18年平昌五輪プレシーズン。若手が台頭する中、ベテランの浅田は存在感をアピールできるか。