どの口が言う? 原前監督が巨人に注文「若い選手欲しい」

公開日: 更新日:

 この日の初戦を地上波中継した日本テレビの解説は原辰徳巨人監督、中畑清前DeNA監督。これに江川卓が加わり、東京ドーム内のブースに“大物巨人OB”の顔が並んだ。

 CS初出場を決めたDeNAの選手以上に興奮気味だった中畑前監督とは対照的に、落ち着いた語り口だった原前監督は時折、高橋監督の采配をチクリとやった。

 例えば、巨人が1点を追う八回に無死二塁の好機をつかみ、ここで5番の長野が送りバントを2度失敗した末に三振に倒れた場面。アナウンサーから「原さんだったらどうしますか?」と振られるや、「私だったら長野(の打力)に懸けるでしょうね。どうしても(犠打)というなら、ピンチバンター(バント前提の代打)を送るでしょうね」と即答。負けた巨人に「とにかく勝つしかありません」とエールを送りつつ、「ジャイアンツは若い選手が欲しいですね。新しい力というね」とも言っていた。

 ベンチ主導の方針のもと、4番打者にも送りバントをさせる原野球には選手内からも不満が出ていた。ベテラン頼みのチーム構成は、昨年まで10年に及んだ原第2次政権が育成を怠ったツケでもある。チーム内から「どの口が言うのか」という声が聞こえてきそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭