ヒーロー今宮も必死 ソフトB“ポストS査定”にナイン血眼
主将と守備の要が、ドデカい仕事をやってのけた。
8日の初戦、ソフトバンクは初回から2点を失う厳しい展開。しかし、主将の内川が嫌なムードを振り払った。初回裏にまずは適時打で1点を返すと、三回には同点となるソロ弾。続いて気を吐いたのが、遊撃手の今宮だ。八回1死満塁から左中間を抜く2点適時打を放ち、試合を決めた。
お立ち台ではファンの歓声に応えた2人。
内川が「(短期決戦は)結果が良いか悪いかの5割だと思って頑張ります」と話せば、CS直前に右ヒジ痛で一時戦線離脱した今宮も、「診断の結果、ネズミ(関節内の遊離軟骨)だったので、気合で頑張ります!」と笑顔を見せた。
確実といわれていた3連覇を逃し、まさかの2位に終わった今季。ナインは「日本一でリベンジを」と思う一方、「今が稼ぎ時」と目の色を変えている。というのも、ソフトバンクは他球団より「ポストシーズン査定」がデカいのだ。
昨季、年俸変動制で4年契約の2年目だった内川は、3000万円アップの年俸3億3000万円。「8年連続3割」を逃したが、CSファイナルステージでは3試合連続タイムリーを打つなど、MVPに輝いた。