マエケンの地区S第3戦先発を決めたロバーツ監督の計算
ドジャースのルーキー右腕のポストシーズン登板日程が決まった。
デーブ・ロバーツ監督は27日(日本時間28日)、10月7日(同8日)に開幕するナショナルズとのナ・リーグ地区シリーズの先発投手を発表。1戦目のエース・カーショウ(12勝3敗)、2戦目のヒル(12勝5敗)の両左腕に続いて、前田(28)は第3戦に登板する。
前田はこの日、ポストシーズンのローテに合わせてパドレス戦に緊急登板。4回を1本塁打含む3安打3失点で10敗目(16勝)を喫した。今後はレギュラーシーズン最終戦となる10月2日(同3日)のジャイアンツ戦に登板し、初めてのポストシーズンに臨む。
ルーキーながらチームでただ1人、開幕からローテーションを守った前田はチームの88年以来28年ぶりのリーグ優勝、ワールドシリーズ制覇の鍵を握りそうだ。
サイ・ヤング賞3度の受賞歴があるカーショウがポストシーズンでは別人のように不甲斐ない投球をしてきたからだ。カーショウは過去5度ポストシーズンを経験し、計13試合(64.2回)で2勝6敗、防御率4.59と結果を残せていない。2度目のサイ・ヤング賞に輝いた13年(16勝9敗、防御率1.83)にはカージナルスとのリーグ優勝決定戦2試合に登板し、計12安打8失点。カージナルスに2年ぶりのリーグ優勝を許した。当時のロサンゼルスのメディアからはワールドシリーズ進出を逃した戦犯としてたたかれたほどだ。