清宮より凄いと話題 履正社スラッガー・安田尚憲の正体
■スポーツ一家
家族はスポーツ一家だ。大学まで短距離ランナーだった父の功さんは、07年に私立大阪薫英女学院高の陸上部監督に就任、14年には高校女子駅伝で全国制覇した。母の多香子さんも高校時代はやり投げの選手で、近畿大会を制した腕前を持つ。
安田は兄の亮太さんの影響もあり、野球を始めた。兄はPL学園高で捕手として、1年後輩の前田健太(ドジャース)とバッテリーを組んだ経験を持つ。その後は明大を経て、現在は三菱重工名古屋で主将を務める。
アマ球界関係者が言う。
「プロは『ドラ1』候補として注目していますが、大学進学説も噂されています。その候補の一つが明大という。安田の兄は明大OBであり、履正社は近年、優秀な選手が明大に進学するなど太いパイプを築いている。今年、阪神ドラフト2位で入団した坂本も同じ道を歩んだ。しかも明大はスカウティング活動の開始が早いことで有名です」
安田はこの日、優勝を決めた直後にスタンドで明大-上武大戦を観戦したという。
出場が決定的となっている来春センバツで大活躍をすれば、安田の周囲はますます騒がしくなるだろう。