「読売」を連呼 巨人入団決定の山口俊“忠誠心”はエース級
■ベイコーチ陣はメンタルの弱さを指摘
DeNA時代、抑えから先発に転向して成功した。これは中畑前監督に守護神失格の烙印を押された末の「苦肉の策」でもあった。DeNA球団関係者が明かす。
「抑えの頃、いい感じで投げていても、走者を塁に出すと突然ストライクが入らなくなることが多く、中畑監督はいつも首をひねっていた。 当時のコーチ陣が度々指摘したのが『メンタルの弱さ』。だったら最終回のプレッシャーから解放してあげようと。重圧が少ない先発で成功したとはいえ、その辺がウイークポイントになるでしょう」
巨人にFA入団する重圧は、他の何より大きいとされる。ましてや4年総額8億円という破格の条件を手にしての入団だ。「ノミの心臓」の持ち主にとっては厳しい環境だ。「読売さんの力になれるようにやっていくだけ」と締めた山口俊。「読売さん」こと巨人への「忠誠心」だけは、すでにエース級のようだが……。