浅田真央は全日本惨敗12位 “天才少女”愛と明暗はっきり
前日のショートプログラム(SP)で8位と出遅れた浅田真央(26)は、この日のフリー演技冒頭にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ=3A)を入れて巻き返しを狙った。しかし、SPに続き冒頭の3Aは失敗。後半もトリプルサルコーで転倒するなどミスが目立ち、12位に終わった。優勝は宮原知子(18)で大会3連覇となった。
近年の国内女子フィギュアは、安藤美姫(29)や鈴木明子(31)が次々に引退。確実に世代交代が進んでいる中、真央は今大会終了後に来季も現役続行の意思を示し、18年の平昌五輪を目指す。だが、3大会連続の五輪出場は厳しく、来年の今頃は引退報道でスポーツマスコミを賑わせているかもしれない。
思い起こせば、5歳からスケートを始めた真央を一躍国民的アイドルにしたのは、初のシニア国際大会となった05―06シーズン。15歳で出場したGPファイナルでは、トリノ五輪の金メダリスト候補といわれたイリーナ・スルツカヤを破って優勝。自身は年齢制限で同五輪の代表入りはかなわなかったものの、天才少女の華麗なジャンプにファンが激増した。