森福加入で“玉突き” 巨人の鉄腕・山口に先発再転向プラン

公開日: 更新日:

■原前監督時代にもテスト

 左肘の状態が芳しくないなら、登板間隔を空けられる先発に回るしかない。

 こんな事態を恐れていた原前監督が、09年オフから10年の春先にかけて試したことがある。

「先発転向の理由は『絶対的エース育成』と2年で140試合も投げさせたことで『リリーフで酷使したから』の2点。今後もリリーフとして起用し続けるより、先発投手として大きく育てることが、チームのためにも本人のためにもなると判断した原前監督が『15~20勝はできる』と自信を見せるスペシャルプランだった。実際、先発で初勝利を挙げるなど、まずまずの滑り出しながら、抑えのクルーンが離脱したことで慌てた前監督があっさりリリーフに戻してしまった。結局、山口に代わる絶対的セットアッパーが見つからず、勝利の方程式に戻らざるを得なかったのです」(チーム関係者)

 昨季の後半は敗戦処理のような場面や、ワンポイントでの起用が多かった。

 森福が想定通りの働きをすることが大前提だが、鉄腕再生のため、7年ぶりの先発再転向の可能性は十分ありそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出