ジョセフHC示唆 仏で控えの五郎丸は19年W杯で戦力外危機
15年ラグビーW杯日本代表FB五郎丸歩(30)は今後、桜のジャージーに袖を通すことはないかもしれない。
昨年9月に就任した日本代表ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=47)が19日に会見。昨秋のテストマッチ3試合の総括と17年シーズンに向けての抱負などを明かした。
今年は豪州、フランスなど強豪とのテストマッチが5試合組まれているだけに「強いチームと戦えるので選手個々のレベルアップを期待したい」と若手の底上げを口にした。代表の選手選考に関しては「(日本から参戦するスーパーラグビーの)サンウルブズでプレーする選手を選ぶ」と断言。大学、トップリーグ、外国人合わせて総勢70人の選手と契約してスーパーラグビーのシーズンを通じて強化する方針を明かした。
15年W杯代表メンバーには五郎丸、主将でFLのリーチ マイケル(28=昨季はNZチーフス)ら海外のチームでプレーする選手もいる。ジョセフHCは五郎丸らについて「異なる環境でプレーしている選手をリスペクトするが、W杯に向けては一つのスコッド(候補集団)であるべきだ」と候補からの除外も示唆した。