ダルにも“トランプ危機” 米紙が「イラン出身」父親を危惧
もともと排他的な土壌のチームだけに、なおさらダルが色眼鏡で見られる可能性もあるというのだ。
■NBAへの余波も
トランプの大統領令によって、米国内はほとんどパニック状態。28日夜までに約280人が米国への入国を拒否されたという。
余波はすでにスポーツ界にも及んでいる。ウィスコンシン州ミルウォーキーを本拠地にする北米プロバスケットリーグ(NBA)のバックスには、スーダン出身のセンター、ソン・メーカー(19)がいる。スーダンが入国停止7カ国に含まれているため、プレーオフでカナダのチームと対戦した場合、帰国の際に制裁対象とならないか、球団関係者は困惑していると、米スポーツ専門局「ESPN」は報じた。
仮に父親が入国できなかったり、周囲から色眼鏡で見られたりしたからといって、ダルの球速が落ちるとは思えない。しかし、精神的なダメージは、本人のパフォーマンスに微妙に影響する。ダルの今後が心配だ。