稀勢の里 横綱初土俵が“荒れる春場所”は吉か凶か?

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■昨年はインフル渦

 しかし、3月場所は通称「荒れる春場所」と呼ばれるように、波乱が起きやすいといわれている。前出の中澤氏は「私が担当記者だった昭和30年代、大鵬と柏戸の柏鵬時代から、そういわれていた」と、こう話す。

「根拠となるのは、その年最初の地方場所ということです。年が明けて初めて臨む初場所は、それだけ思い入れが強く、勝ち越しを強く意識する。その緊張感が春場所では解け、地方という気軽さも手伝って、上位陣がポカをしやすいといわれている。稀勢の里は昇進直後なので気が緩むことはないでしょうが、心配なのは寒暖の差です。3月の大阪は三寒四温で気候が不安定。春めいたからといって油断をし、体調を崩す力士は昔から珍しくありません」

 昨年3月の大阪は、まさにその通り。最高気温20度という暖かい日があったかと思えば、同じく8度と真冬に逆戻りした日もあった。土俵にインフルエンザが蔓延したのも、昨年の3月場所だ。

 土俵に上がる前に風邪でダウン、なんてことにならなきゃいいが……。

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