金本監督も決心か 阪神開幕4番に8年目・原口が急浮上
「4番? 金本監督の腹は決まっているんじゃないか」
キャンプを視察した阪神OBがこう言った。13日に行われたDeNAとの練習試合で4番に座ったのは、8年目捕手の原口。四回の第2打席で、巨人から移籍してきた平良から左前打を放ち、自慢の打撃をアピールした。
金本監督は「糸井と福留以外は競争」と言い、それ以外のレギュラーは未定と公言しているが、故障さえなければ原口の開幕スタメンは決まっているともっぱらだ。
「新助っ人のキャンベルは大砲ではなく、ヒットメーカー。長打力では原口の方が上だ。昨年は107試合で規定打席未満だったが、打率.299、11本塁打、46打点の数字を残してベンチの信頼を得た。阪神は、福留、鳥谷、糸井、高山が左打者。金本監督は、右、左を交互に並べるジグザグ打線を組みたいと聞いた。浜風に強い右の原口は4番で使うはずだ。問題は守備位置だね」(前出のOB)
原口が昨年痛めた右肩は、以前にも故障した箇所だ。100%の力で送球できなければ、広島やヤクルトなど、足を使ってくるチームは、どんどん走ってくる。