WBCでも武器に ソフトB千賀滉太“お化けフォーク”を語る
昨季は先発ローテーションを守り抜き、12勝3敗の好成績を残した。代表での役割は「中継ぎ」。「お化け」と評される落差の大きなフォークボールは国際大会では大きな武器になる。小久保監督も「千賀の存在はポイントになる。短くても長いイニングでも柔軟にいける」と説明している。大谷離脱で苦しい投手陣のキーマンに指名されたソフトバンク千賀滉太(24)に聞いた。
――ボールがWBC公式球に変わり、投球フォームも変わってしまったとか。
「上と下のバランス、ブレが激しいというところ。スムーズにかみ合ってない感じです。意識するポイントが明確になったので、どう修正するかというところですね」
――滑るWBC球はボールが曲がりやすいと多くの投手が言っている。新球に挑戦している投手もいる。
「いや、今のところはないですね。あのボールはホント動くので、動く球を投げろと言われれば投げられるとは思います。それより、中途半端なことをやって打たれると絶対に後悔すると思うし、今までやってないことをやって打たれたら、選んでくれた小久保監督にも失礼だと思います。失礼と言ったら、逆にそうやってやろうとしている選手に失礼かもしれませんけど……。ボクの考えは、今までやってきたことを出せるように持っていくのがベストかなと」