WBCでも武器に ソフトB千賀滉太“お化けフォーク”を語る
■世界にアピール野心は「全然なし」
――一軍の中継ぎに定着した13年ごろ?
「そうですね。今まで先発しかやってなかったのに、常にブルペンにいるという状況になった。ボールに触れる機会が増えてきて、どうにか負担を少なくしようと投げ方を考えた。コンパクトな投げ方にたどり着いて、その中でフォークがついてきた感じです」
――フォーク系の球があると国際大会やメジャーでも有利といわれる。「お化けフォーク」で世界にアピールする?
「世界? いや、そんな野心は全然ないです(笑い)。ただ、自分が強打者を相手にした時にどうなるかは楽しみ。楽しんで打たれちゃダメですけど、結果が全て。抑えたい気持ちでいきますけど、そんな野心はないです」
――硬いマウンドには慣れた?
「普段使うブルペンにWBC使用のものを作ってくれていて、前より『うわっ、硬い』という違和感はなくなってきたので、少しは馴染んできたのかなと。でも、硬いのは硬いので、やっぱりフォームに影響は出ます。どうにかしないといけませんけど……」