NPB球で打撃練習…侍J実戦初勝利に覆い隠された不安材料
代替選手の候補には15年プレミア12に出場した炭谷(西武)の名前が挙がっているが、「嶋は捕手としては3番手でも貴重な存在。各投手に対して『おまえのスライダーは打者が初見では絶対に打てない』などと、有効なボールを助言しています。仮に炭谷が緊急招集されたとしても、投手とのコミュニケーションで出遅れていますからね。ここで動くのが得策かどうか」と球界OBはクビをひねった。
■中田翔や内川の外野起用も
投手では前日に先発して3回3失点と打ち込まれた則本の起用法にも変化が生じるかもしれない。
当初は7日の開幕戦に備えて5日にブルペン投球を行う青写真も、同日のオリックス戦での登板が検討され始めた。不調のまま本番を迎えなければならない精神面のダメージを払拭しようという配慮だろうが、同時に中1日登板というリスクも背負うことになる。
実戦2試合で結果が出なかった打撃陣の調子を上げるべく、練習内容も変わった。
日本代表の各打者はNPB球と比べて大きくて重く、打球が飛ばないWBC球に泣かされているが、台湾戦前の打撃練習では、なぜかNPB球を使用したのだ。