台湾を3者連続三振 リリーフ左腕・宮西が語った“手応え”
WBC日本代表投手陣の中で、きらりと光ったのがリリーフ左腕の宮西尚生(31=日本ハム)。28日の台湾プロ選抜戦の七回から4番手で登板。キレのある変化球を武器に、1回を3者連続三振に斬って取った。日本ハム入団以来、9年連続50試合登板のタフネスは、小久保監督から「左キラー」として期待されている。その宮西に、前回登板のことを中心に話を聞いた。
――1イニングをピシャリと抑えた。
「もう一段、WBC球を操れるようになればとは思いますけど、僕はコントロールが良い投手じゃないし、荒れ球をうまく利用できたかなと思いますね」
――初めての登板で得たものは?
「変に色気を出してやるより、自分がやってきたことを素直に出すことがいいと思った。WBCのために何か変わったことをするのではなく、シーズンと同じようにプレーすることが大事ではないかと。昨年の成績を見て選んでもらっていると思いますから。いかに自分の投球パターンを崩さずにやれるか。僕の場合だと右打者は外の出し入れ、左打者だと外のスライダーを有効に使うという感じです」