台湾を3者連続三振 リリーフ左腕・宮西が語った“手応え”
――28日の試合では左打者には外寄りのスライダーで見逃し三振、2人の右打者には膝元のスライダー、外のシンカーでそれぞれ空振り三振を取った。
「僕はストレートが速くない。だからスライダー、シンカーといった変化球を主体に、打者の目線を変える必要がある。変化球中心でいったのが良かったと思う」
――その変化球に手応えをつかんだと。
「(捕手の)嶋さんは『おまえのスライダーは初見では打てない』と言ってくれています。今回の対戦で、左打者に初球スライダーを見逃された後、同じスライダーを外に続けたら、“ノー感じ”で空振りした。感覚としては行けるんじゃないかというものをつかめた気がします。実戦で投げて、感覚としてつかめる部分は大きいですから」
――初めてのWBCに向けてのマウンド。緊張した?
「1アウトを取るまではメチャクチャ緊張しました(笑い)。1アウト、2アウトと重ねて少しずつ落ち着いてきたという感じでしたね。あとはシンカーで空振りを取れたのもあるし。落ち着いてきたら、雰囲気にのまれることもなくなると思いますけど、まあ、本番ではもっと緊張するでしょうね」