中国戦で2回零封 藤浪「2次イスラエル戦先発」に現実味

公開日: 更新日:

 権藤投手コーチは合宿中、藤浪の姿が「イキイキとしている」と話していた。先月25日のソフトバンク戦の登板翌日、納得がいかないところがあったと、165球ものキャッチボールをやった。5日のオリックス戦では、初回に四球がらみで失点したものの、2イニング目に修正した。

「権藤コーチからは『細かな制球は気にせず、だいたいのところに行けばいい』と伝えられている。それくらいの方が藤浪には合っているのでしょう。好調時は手がつけられないほどの投球をするが、一度崩れるとコントロールを意識しすぎて四球を出し、置きにいって痛打されるケースが少なくなかった。阪神で制球、制球と口を酸っぱく言われているから余計にそうなる。藤浪の武器は、打者が恐怖を感じるくらいの荒れ球です。小さくまとまったら、長所が何もなくなる。代表チームで一流投手に囲まれ、チーム内には藤浪の能力を最大限引き出そうという雰囲気がある。藤浪にとってもプラスになると思う」(阪神OB)

 藤浪は「(死球は)三振を取ってやろうと色気が出た。今日は(2次ラウンド進出が決まって)余裕があった。余裕がないくらいの方が色気がなくていいのかな」と話した。イスラエル戦は米国での決勝トーナメント進出をかけた大一番になる可能性がある。まさかの大抜擢となるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭