巨人自慢の投手陣 なぜ広島にだけボコボコに打たれるのか
巨人が広島にまた負けた。14日、先発の田口が6回3失点で降板すると、前日に八回の1イニングで6点を失った中継ぎ陣がこの日も炎上。終わってみれば1-8の大敗である。
これで広島戦は4連敗。1勝7敗と一方的で、投手陣は計56失点とボコボコだ。高橋監督は「言われなくても分かっている。(中継ぎ陣は)その選手がベストを尽くしていくしかない。選択しているのはこっちなので、我々にも問題があるかもしれないが、何とかしないといけない」と危機感を口にした。
今カードで広島に連敗するまで巨人のチーム防御率は2・86で12球団トップだった。それが、広島戦に限ると同6・62という惨状だ。自慢の投手陣は、なぜ広島にだけ打たれるのか。さる球界関係者がこう言う。
「広島のある選手は『巨人には投球フォームで直球か変化球かを判別できる投手が何人かいる』と言っている。それに、広島は昨年から石井、東出、迎の打撃コーチ3人制を敷いていて、各選手が1打席ごとにコーチと狙い球などを話し合う。他球団が試合前にしかやらないことを、広島は試合中もいちいち細かく確認している。それだけ対巨人のデータが揃っているということでしょう」