引退の宮里藍も 日本スポーツ界に欠けたメンタルへの理解

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 レベルの高い米ツアーで結果を残し、スタッフに恵まれた宮里ですらメジャータイトルに手が届かなかった。米ツアーでは、韓国人の母親を持つ野村敏京(24)が今季3勝目を挙げて活躍しているが、宮里美香(27)は12年の初優勝から勝てず、横峯さくら(31)、上原彩子(33)、畑岡奈紗(18)は未勝利。藍の後輩だった有村智恵(29)は米ツアー撤退後は日本でも冴えない。

 米女子ツアーは180センチを超えるL・トンプソンやM・ウィーが300ヤード近く飛ばすパワー時代に突入し、L・コやA・ジュタヌガーンら才能に恵まれた20代前半の若手が台頭している。

 韓国選手が圧倒的な強さを見せている日本ツアーでは、日本人プロはゴルフのうまい父親に習ってプロになったというケースがほとんど。世界で最も優れたメンタル指導を受けた宮里でも限界を感じたというのだから、実力もなければ、力量不足のコーチから指導を受けて、メンタルコントロールについても理解していない日本人プロのメジャー優勝の可能性は限りなく低くなっている。

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