ダル7回1失点で6勝目 アストロズの徹底分析を乗り越えた
レンジャーズ・ダルビッシュ有(30)が12日(日本時間13日)のアストロズ戦に登板。ア・リーグ西地区首位を独走する好調なライバル打線を相手に7回を1安打1失点、4奪三振、3四球で6勝目(4敗)をマークした。
この日のダルは得点圏に走者を背負った五回に1点を失ったが、危なげない投球で最少失点で切り抜けた。
ダルは前回の対戦(2日)では5回を1本塁打含む7安打3失点で4敗目を喫している。
首位打者(14、16年)アルトゥーベを中心とする強力打線に打ち込まれたのは選手個々の能力に加えて、ライバルチームの分析力も見逃せない。
アストロズのアナリスト担当の手腕は高く評価されており、スポーツ専門局「ESPN」が発表する最優秀アナリスト部門で毎年のように上位に名を連ねている。この部門のトップを務めるのはかつてNASA(米航空宇宙局)でエンジニア職に就いていたシグ・メジャル・アシスタントGMだ。NASAに勤務する傍ら、個人で大リーグのデータ収集、分析を行い、趣味が高じてカージナルスのアナリスト部門に転職した経歴を持つ。