ヤクルトの救世主になる? 助っ人カルロス・リベロの正体
「ヤ戦病院」の救世主となるか。
さる24日、ヤクルトが米大リーグ「ダイヤモンドバックス」傘下3Aに所属していたカルロス・リベロ(29)の獲得を明らかにした。リベロは14年にレッドソックスでメジャーデビューを果たし、マイナー通算105発を誇る右の大砲。守備にも定評があり、昨年は3Aで打率.277、19本塁打、72打点。守りではゴールドグラブ賞を受賞した。本職の三塁だけでなく、一塁、遊撃、外野も守れるという。
来日は7月以降だというが、もっか首位に16.5ゲーム差。最下位ヤクルトはケガ人続出の瀕死状態だ。本来、三塁を守っていた川端慎吾(29)が椎間板ヘルニアでキャンプ中に離脱し、一塁を守る畠山和洋(34)が開幕直後に肉離れで抹消。一発が期待できる数少ない主力のひとり、バレンティン(32)も今月8日に肉離れで離脱した。バレンティンは二軍で実戦に復帰しているものの、全力疾走に不安があり、昇格まではまだ時間を要する。
一刻も早い“応急処置”が必要ということで獲得した助っ人について、小川淳司シニアディレクター(SD)は「打撃の面で期待しているのはもちろんだけど、守備もうまいと聞いている」と話すが、実力はどれほどなのか。スポーツライターの友成那智氏はこう言う。