好日程の反動が後半一気に 首位楽天を“6連戦地獄”が待つ
■ソフトバンクは余裕しゃくしゃく
反対に、ここまで76試合と消化試合数の多いソフトバンクは今月29日~8月6日の9連戦を除けば、6連戦は8月後半の1度だけ。球宴明けはかなり楽な日程になる。前半、「過密スケジュール」の中で和田、千賀、武田ら先発3本柱を欠き、内川やデスパイネが離脱しながらも交流戦3連覇。選手層の厚さをみせつけた。
先月末には、その内川とデスパイネが復帰。ただでさえ豊富な戦力は万全になりつつある。
交流戦前、楽天が好調な理由を藤田一也(35)に聞くと、こう言っていた。
「若い選手がのびのびやって、それをベテランが支える形ができている」
しかし、今は茂木ら若手が故障中。松井裕の火消し失敗は苦戦を知らせる序章だったのか。楽天は過酷な夏を迎える。