由伸監督と親密 来季巨人ヘッドに侍J小久保前監督が浮上
そもそも、“親分”の原前監督に殉じて15年オフにユニホームを脱ぐつもりだった本人も、覚悟を決めているともっぱらだ。
その後任に、3月のWBCを率いた日本代表の小久保裕紀前監督(45)の名前が取り沙汰されているのには、巨人のGM人事と関係がある。
■読売本社、鹿取GMとの関係
「6月に就任した鹿取義隆GM(60)は、日本代表のテクニカルディレクターとして小久保ジャパンを支えた。小久保監督就任直後の国際大会、15年のプレミア12では投手コーチも務めるなど、関係を築いている。13年に小久保監督が侍ジャパンを率いることになったのは、NPBが古田ヤクルト元監督らを含む3人の最終候補を挙げ、その中からWBC東京ラウンドの主催者でもある読売が小久保を選んだから。つまり、巨人の親会社である読売グループとも関係がいいわけです。侍ジャパン監督としては当初、能力が疑問視された。それでも、大方の予想に反して、WBCでは1次、2次ラウンドを史上初の全勝で突破。準決勝進出という最低限のノルマを果たし、評価を上げた。各球団の主力が集う日本代表で、選手に『小久保監督を男にしたい』と言わせるまでにチームをまとめたのは事実です」(球界関係者)