単独トップ9勝 楽天・則本を悩ます奪三振記録の“後遺症”
「(2ケタ奪三振)記録を狙い始めてからは(打者に)変化球、特にカーブを狙い打たれて当てられることが増え、球種を絞られるようになった。結果、ファウルで粘られてヒットにされてしまう。それで(速球系の球に頼るようになり)緩急をつけた投球ができなくなっていたのです。今は記録が(途切れて三振を取りにいく必要が)なくなったので、緩急をつけたピッチングに戻すようにしている最中。結果として球数が増えても緩急を大事にしてほしい」
いまだに球数が多いのは、要するに記録を狙いにいった「後遺症」。肩肘の消耗を抑えるには一日も早く、三振の呪縛から逃れる必要がありそうだ。