そろそろ? 錦織に貼られた「棄権のケイ」のレッテル
「ケイは、そろそろじゃないか?」
現地ではこんな声が出ているそうだが、それも当然だろう。
4大大会のひとつ、ウィンブルドンに出場している錦織圭(27=世界ランク9位・第9シード)は、2回戦でセルジー・スタホフスキー(31=ウクライナ=同122位)をセットカウント3―1で退けた。炎天下での試合時間は3時間15分。わずか71分で勝った1回戦とは対照的な「タフな試合だった」(錦織)。
3回戦の相手は第18シードのロベルト・バウティスタ(29=スペイン=同19位)。錦織は「相手のストロークがしっかりしているから、長いラリーになると思う」と予想している。こちらも厳しい試合になりそうだが、現地で「そろそろじゃないか?」と言われているのは体調不良による棄権のことだ。
昨年の今大会は、左脇腹痛で4回戦途中で棄権。一昨年も1回戦途中に痛めていた左ふくらはぎの治療を受けながら3時間22分の接戦を制したものの、2回戦は棄権している。
■芝での棄権は15年から5大会連続