池江璃花子100バタ準決勝進出も…400リレーは疲れで失速
驚異的なスタミナを誇る女子高生スイマーが早くも失速である。
水泳の世界選手権(ブダペスト)は23日に競泳が開幕。女子のエースである池江璃花子(17=淑徳巣鴨高2年)は2種目(100メートルバタフライ、400メートルフリーリレー)に登場。昨夏のリオ五輪で5位入賞を果たした100メートルバタフライ準決勝では56秒89と自身の持つ日本記録56秒86まで0秒03に迫る好タイムをマーク。全体4位で決勝進出を決めた。
まずは好スタートを切った池江は「57秒台を目標にしていたが、それ以上に速く、感覚も良かった。後半に伸びが出てきて、タッチとターンが合えば、自己ベストが出ていたと思う」と手応えを口にした。
もっとも、大舞台初日で緊張や力みもあったのだろう。この日の4レース目となった女子400メートルフリーリレー決勝では第1泳者(自由形)として臨んだが、54秒59で自身の日本記録53秒68から0秒91と出遅れ。後続3人も巻き返せずに日本は7位に終わった。
今大会の池江は最大で8種目に出場する予定だ。世界を相手に強靱なスタミナを最後まで維持できるか。
なお、男子400メートルフリーリレーは3分13秒65の日本新をマークしながら5位に終わった。