作新下した盛岡大付・関口監督に聞く寮生活と指導の変化
15日は初戦で作新学院(栃木)を下した盛岡大付(岩手)が登場する。ベンチ入り18人中、県内出身は4人。数年前まで選手と寝食を共にし、現在も週1回寮に泊まっている関口清治監督(40=社会科教諭)に、寮生活について聞いた。
――盛岡大付は全寮制ですか?
「全寮とはしていません。ただ、盛岡市内の子も寮に入りたいと言うので、ほとんどの子が入っています。県内でも通うのに2時間かかる子もいるので、寮の方が親御さんも楽ですよね。今は、121人中117人が寮生です」
――寮長時代は問題もありましたか?
「寮と下宿があるんですけど、寮はもともと(盛岡大の)大学生の寮だったので、部屋にトイレとお風呂もついていて、部屋から出てこない子も多い。今時の子には合うのかなと思いながらも、正直、望んではいなかった。(部員は)いろいろな県から来ていますので、高校生の時点で東北の人間が関西の文化を学べるというのはすごく貴重。物の考え方も違うし、もちろん言葉も違う中で、高校時代からそういうのに慣れておけば、社会に出ても苦労しないのかなと思う」