作新下した盛岡大付・関口監督に聞く寮生活と指導の変化

公開日: 更新日:

 ――寮でケンカはないですか?

「見えないところであるのかもしれません。今は自分たちで解決できない子が多い。自己解決能力がないので、大人が介入しないといけない。あと、根に持つ子が多いので、冬のミーティングでは『とにかく男らしくなれ。男っていうのは自分が間違えたときに正直に言えること、ごまかしたり言い訳をしないこと』と。なかなか全員に行き届かないですけど、そういう人間にだけにはなってほしくない。そのために冬は映画を見せることもあります。必ず見せる映画があって、3年間のうち10回以上は見せると思う。『出口のない海』という戦争映画です。今回も甲子園出場が決まってから、山口の人間魚雷『回天』の記念館にみんなで行きました」

 ――映画を見せるのはいつごろから?

「6、7年前からですね。野球をやりたくてもやれない環境と今を比べてみなさいと。自分が死ぬことで周囲が幸せになるという考え方についてどう思う、特攻に行けるヤツは手を挙げてみろと聞くんですけど、数年前にひとり、大谷くんを破った代のキャプテンが『俺が死んで甲子園に行けるんだったら、それでもいいです』と。今年はひとりもいなかったですね(笑い)」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!