優良選手がゴロゴロ…巨人と阪神が韓国で助っ人争奪戦
「韓国プロ野球の試合に日本のスカウトが熱心に足を運んでいる。特に巨人と阪神はよく見かけます」
韓国メディアの記者がこう言う。
彼らが追いかけているのは、投手ではヘクター(30=KIA)、野手では捕手兼内野手のロザリオ(28=ハンファ)という。
「ヘクターは首位を快走するチームの勢いに乗り、打高投低の韓国球界で15勝2敗、防御率3.33の好成績。昨年の15勝を上回るペースで勝ち星を挙げている。ロザリオも今季2年目で打率.328、31本塁打、88打点。昨季が打率.321、33本塁打、120打点ですから、こちらもさらにパワーアップしている印象です」(前出の記者)
韓国の助っ人選手といえば、2年連続40本塁打、15年には「40本塁打40盗塁」をマークしたテイムズ(NCダイノス)が昨オフ、日米球団による争奪戦の末、3年1600万ドル(約18億円)でブルワーズと契約するなど、レベルの高さは折り紙つきだ。
ただ、巨人や阪神が獲得に乗り出しても、成功する可能性は決して高くないとの指摘もある。韓国野球に詳しい室井昌也氏(ストライク・ゾーン代表)は言う。