日本代表の隠し玉に ダブル小林とドリブラー斎藤が面白い
ボランチには、3月からケガで戦線離脱していた主将MF長谷部誠(33)が復活、昨年11月のW杯最終予選サウジアラビア戦(埼スタ)以来のスタメン復帰が予想される。試合勘の面で不安も残るが、先発フル出場した20日のドイツ1部開幕戦では、不慣れな3DFの中央でプレーしながらミスもなく、総合力の高さを改めてアピール。ハリルホジッチ監督も胸をなで下ろしただろう。
「メキシコ・パチューカのFW本田圭佑(31)を最前線に配する《ゼロ・トップ》という戦術もあり得る」とは前出の六川氏。
「明確な1トップを置くのではなく、フィジカルが強くてキープ力のある本田を相手ゴール前に置き、英プレミア開幕2戦連続ゴールと絶好調のFW岡崎慎司(31)を右サイドから、ドイツ・ヘルタFW原口元気(26)を左サイドから積極果敢に攻めさせ、トップ下のドイツ・ドルトムントMF香川真司(28)を加えた4人が、有機的に動きながらゴールを狙う戦術も効果的だと思います」