年間王者狙う松山英樹 パターの“浮気”はイップスの始まり
ツアー関係者が言う。
「松山はパッティングの際、ゴルフシューズのサイドにあるメーカーのマークが気になるからと、その位置を変えさせるほど神経質です。マレットパターを使ったブリヂストン招待は、最終日に圧巻の61で優勝したのですから、普通の選手ならそのパターを使い続けるのに、全米プロ最終日の11、16番で1・5メートル前後のパーパットを外して、マレットパターが信用できなくなったのでしょう。パット上手のJ・スピースは、ピン型パターを15歳から使い続けて替えたことがない。パターを替えているぐらいならまだいいですが、過度にパッティングで悩むとイップス(精神的な原因などによる運動障害)になる。それでツアーから消えていった選手は数えきれません」
パットが入るかどうかはライン読みやストロークの問題。「これ」と決めたパターで練習するしかない。