「優勝は2ケタに」岡本綾子からの“挑戦状”に勝つのは誰?
「この大会はスコアが伸びる試合ではなく、どれだけ我慢強くボギーやダブルボギーをたたかないかが問われる。岡本の若い頃の飛距離は半端ではなく10アンダーも可能だった。だが、そこまでスコアを伸ばして、試合を盛り上げて欲しいとハッパをかけたかったのだろう。天気との兼ね合いもあるが7アンダー、6アンダーが優勝スコアの目安になると思う」
2日目からは天候も回復するが、ラフは下3分の1が濡れておりボールは上がりづらい。ショットを曲げていたらスコアが伸びず、アンダーパー選手も減ってくる。
フェアウエーキープ率がスコアメークのカギになり、曲がり幅が一定した自分の持ち球を持っている選手は強い。
「1日1アンダーでいけば優勝に絡めると読んでいる鈴木愛はいいスタートを切ったといえます。過去2勝の実績があり、パットもうまく戦い方をよく知っている。初日2アンダーで貯金が1つでき、2日目はパープレーでもいいと気持ちに余裕ができたのが大きい。またスイングでは下半身リードでインパクトを強く入れない1打差3位のキム・ハヌルや、スイングに定評のある3打差10位のテレサ・ルーも簡単に崩れないので上位に絡んでくるでしょう。3週前に久しぶりに勝って、先週は韓国の試合でも好調だったイ・ボミも調子を上げておりダークホースといえます」(田原プロ)
「優勝2ケタ」をブチ上げた岡本の鼻をあかす女子プロが現れるのか、けだし見ものだ。