貧乏球団も今は昔 広島は連続Vで年俸高騰も「黒字」維持

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 今年も「ご祝儀」は弾むのか。

 リーグ連覇を達成した広島の選手が楽しみにしているのが、オフの年俸更改だ。

 まだCS前とはいえ、走攻守にわたって活躍した菊池涼介(1.45億円)、3割を打つ丸佳浩(1.4億円)や安部友裕(2100万円)、骨折した鈴木誠也の代役として4番で活躍した松山竜平(4000万円)らは大幅アップが予想される。また、57試合に登板しているジャクソン(9625万円)、胴上げ投手となった抑えの中崎翔太(8500万円)の1億円超えも確実。最多勝が視野に入る14勝の薮田和樹(1400万円)も大幅増が期待されている。

 そこで気になるのが財布事情だ。かつて「たる募金」でファンから寄付を募っていた貧乏球団は、年俸が高騰した主力選手をFAなどでみすみす他球団に横取りされてきた。戦力が落ちてもFA補強には消極的で、大型補強と言えば、2015年にメジャーから古巣に復帰した黒田くらいだ。

■グッズの売り上げは15倍

 ところが、25年ぶりのリーグ優勝を果たした昨年のグッズ収入はなんと53億円。これは球団の売上高の3割近くを占め、前年の35億円を大きく更新。ここ十数年でグッズの売り上げは約15倍にもなった。

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