DeNAラミ監督が描く“CS下克上”は「1番・桑原」が鍵握る
DeNAにはロペス、筒香、宮崎というリーグ屈指の中軸がいるとはいえ、短期決戦ではいい投手をどんどんつぎ込んでくるし、リリーフもフル回転するから接戦が多くなりがち。救援投手が揃う阪神相手に大量点は望みづらく、中盤までにリードする展開が理想といえる。ましてDeNAのチーム39盗塁はリーグ最少。小技、足技を駆使して、「1点を取る野球」をやりたいというラミレス監督にとって、桑原は重要なコマだ。
当の桑原は「まず塁に出ないと話にならない。塁に出てホームにかえることが僕の役割。短期決戦ですし、思い切ったことも想定しながら最善の準備をしたい」と話す。
一方、甲子園でDeNAを迎え撃つ阪神は昨11日、フェニックス・リーグで「強力リリーフ組」が調整登板。マテオ、高橋、桑原が揃って1回無失点と上々の仕上がりを見せている。彼らを試合に出さない展開に持ち込むためにも、リードオフマンの働きが鍵となる。