最低年俸でコスパ抜群も…DeNAは選手の給料安すぎないか
「これだけ安い人件費で2年連続Aクラスが見えてきた。コストパフォーマンスは抜群でしょう」
3位DeNAについて、ライバル球団の編成幹部がこう言う。
今年5月にプロ野球選手会が発表した選手会加入選手の平均年俸は12球団最低の2600万円。ロペス(33=2億3000万円プラス出来高)ら高額の助っ人選手はいるが、日本人選手の総額は約15億8000万円。年俸3億円の筒香(25)と1億円の久保(37)がそのうちの約4分の1を占めている。
若手が多いせいか、レギュラー陣も格安。キーマンの梶谷(29)は9300万円、抑えの山崎康(24)は8000万円、切りこみ隊長の1番・桑原(24)は4000万円、首位打者争いをする5番の宮崎(28)は3000万円、チームトップの11勝をマークする今永(24)は4000万円だ。
■年俸総額は巨人より約21億円安い
そこへいくと、CSを争う巨人は平均6043万円で、阪神は4162万円。DeNAの年俸総額は巨人よりも約21億円、阪神より約10億円も安いのに、成績では4位巨人を上回り、2位阪神を猛追している。スカウティングを含めたやりくりのうまさがあればこそとはいえ、それにしても選手の給料は安すぎる。