DeNAラミ監督が描く“CS下克上”は「1番・桑原」が鍵握る
14日に開幕する2位阪神、3位DeNAによるCSファーストステージ(甲子園)。下克上を狙うDeNAのラミレス監督によれば、「キーマンは1番・桑原(将志)」だという。
「まず点を取ることが大事。阪神の投手陣(チーム防御率はリーグトップの3・29)を考えると、点を取らないことにはどんどん追い込まれる形になってしまう。シーズン中にも同じことを言ったことがあるけど、足が使える桑原がいかに塁に出ることができるか。これが重要だ」
桑原は今季、全143試合に1番打者として出場を果たし、打率・269、13本塁打、52打点、10盗塁。チームトップの87得点という数字にも表れているように、桑原を起点とした攻撃ができるか否かで、勝敗が左右される。
小川打撃コーチもこう言う。
「足がある桑原が無死一塁の状況をつくれれば、盗塁はもちろん、2番打者はバント、エンドランなど攻撃のバリエーションが広がる。相手バッテリーも、足を警戒することで(外角の)ストレートなどが多くなる可能性も出てくる。中軸は狙い球を絞りやすくなると思います」