高卒新人6人目初打席HR ベイ細川は“イースタンの三振王”
衝撃の一発だった。
3日、DeNAの昨年のドラフト5位、高卒ルーキーの細川成也外野手(茨城・明秀学園日立高)が5番右翼で一軍デビュー。初回2死一、三塁の1打席目、バックスクリーン右下の電光掲示板を直撃する特大の本塁打を放った。
高卒1年目の初打席初本塁打は、昨年のヤクルトの広岡に次いで史上6人目の快挙だ。
■「中田翔みたい」
この細川、今年の春のキャンプでも特大の一発を放った。阪神との練習試合で左腕・島本からバックスクリーン右に本塁打。ラミレス監督は「中田翔みたい」「パワーは(元西武の本塁打王だった)カブレラ級」と舌を巻いた。
明秀学園日立高3年時は中軸打者兼投手。「二刀流」で臨んだ最後の夏は投手として146キロをマークするなど、茨城県大会の決勝まで駒を進めた。かつて光星学院(青森)で坂本(巨人)を育てた同校の金沢監督によれば、「打球の飛距離とパワーはどの教え子よりも上」だそうだ。
もっとも、高卒1年目とは思えない「打球の飛距離とパワー」は、ボールを捉えることが大前提になる。