CS初戦先発か 阪神“故障明け”メッセと心中のギャンブル

公開日: 更新日:

「メッセンジャーが間に合ったのは非常に大きい」

 阪神OBがこう言う。 14日に開幕する2位阪神と3位DeNAによるセのCSファーストステージ(甲子園)。DeNAよりも打線が落ちる阪神がファーストステージを突破するためには、守り勝つことが重要になるが、冒頭のOBは「初戦の先発が予想されるメッセは、故障明けの復帰戦(10日=対中日)から中3日での先発となる。金本監督はこのCSでメッセにフル回転してもらう算段でしょう」と言うのだ。

 阪神はドリス、マテオ、桑原、高橋、岩崎の「60試合クインテット(5人衆)」の強力救援陣を擁する一方、先発投手がコマ不足。チーム最多の12勝をマークした秋山も、2戦目の先発が予定されているものの、対DeNA戦は防御率5・48と相性が良くない。藤浪、岩貞はシーズンを通して不調で、計算が立ちそうなのはDeNA相手に防御率2・14と相性のいい能見くらいだ。

「CSは中継ぎを早い回からつぎ込める。先発がリードした展開で長くても5イニングを投げきってくれれば勝機が見える。現状ではメッセがその役割を果たす確率が一番高いでしょう。それに、5回で降板すればCSファイナルに進出した場合、広島の2戦目(19日)に中4日で投入することもできる。秋山は基本的に中6日で回っていたし、ベテランの能見も間隔を詰めてのフル回転は難しい。メッセで確実に取ることができないと苦しい戦いを強いられます」(前出OB)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭