CS初戦先発か 阪神“故障明け”メッセと心中のギャンブル

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■チーム状況は07年と酷似

 今季と似たようなチーム状況のシーズンが過去にある。3位通過し2位・中日相手に2連敗で敗退した07年だ。リリーフは藤川、ウィリアムス、久保田の「JFK」と渡辺、江草の「50試合クインテット」がいたにもかかわらず、先発投手が故障などもあり苦しい戦いを強いられた。チームの勝ち頭は唯一の2ケタ10勝を挙げた下柳で、これに次ぐのは8勝した新人の上園。この2人が初戦、2戦目に先発したが、ともに初回に崩れた。当時の岡田監督はこの2人以外に「先発を任せられる投手がいなかった」と回顧している。

 昨12日、甲子園で全体練習を行った金本監督は「(短期決戦は)調子のいい人を使っていかないといけない」と、ドラ1新人の大山(白鴎大)の4番起用を示唆したが、何より故障明けのメッセ頼みというのは、選手層が薄いこの球団らしい。

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