女子金メダリストが告白 米国体操界セクハラ衝撃の内容
選手へのセクハラが大騒動に発展した米国体操界。ナショナルチームの、元ドクターのラリー・ナサールから性的嫌がらせの被害を受けたと100人を超える選手が訴えている。
そんな中、金メダリストが実名でセクハラの具体的内容を告白した。
2012年ロンドン五輪団体総合の優勝メンバーのひとりであるマッケイラ・マロニー(21)。自身のツイッターで明かしたところによれば、ドクターのセクハラが始まったのは、ジュニアのナショナルチーム入りした13歳から。以降、「治療」と称するセクハラは引退するまで続いたという。
マロニーが「本当に怖かった」と振り返ったのは団体、跳馬と2個の金メダルを獲得した11年世界選手権(東京)でのこと。東京に向かう機中でドクターから渡された睡眠薬を服用すると、「気付いた時には東京のホテルでドクターと2人でおり、『治療』を施されました。その夜は死にたいと思いました」とつづっている。
複数の米メディアによれば、加害者であるナサールは現在、20件を超える性犯罪の罪に問われており、マロニーの告白は判決に何らかの影響を及ぼすとしている。