WS第3戦登板 ダルを待ち受ける敵地ヒューストン上空の風
得意だったはずのドーム球場で苦戦するかもしれない。
ドジャース・ダルビッシュ有(31)が27日(日本時間28日)、敵地ヒューストンでのワールドシリーズ第3戦に登板する。
ダルはレンジャーズ時代、アストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで計6試合に登板し、4勝1敗、防御率2・16。13年には完全試合まであと1人に迫る快投を披露するなど、敵地との相性は抜群だ。ダルを第3戦で起用することにロバーツ監督は「ポストシーズンでの流れ(ローテーション)を変えたくなかった」と話したが、ヒューストンでの好結果も重視したのだろう。
過去の登板で結果を残しているとはいえ、今回も同様にうまくいくとは限らない。ミニッツメイド・パークは屋根が開閉式のドーム球場。30度を超える夏場を中心に屋根が閉じられるケースが多く、ダルが過去に登板した6試合は、いずれも閉まった中でのマウンドだった。
しかし、ヒューストンの10月の平均気温は21度と選手にも観客にも快適。雨が降らなければ、第3戦以降は屋根を開けた状態で行う可能性もある。