WS第3戦登板 ダルを待ち受ける敵地ヒューストン上空の風
となると、ダルの投球に影響を及ぼしかねない。ミニッツメイド・パークの屋根が開いていると、球場の構造や、風向きによって、左翼方向の打球が伸びる傾向があるという。
相手も同じ条件とはいえ、普段から本拠地球場に慣れているアストロズ投手陣に比べれば不利は否めない。ダルは初めてのワールドシリーズのマウンドで球場の特性も頭に入れた投球が求められるわけだ。
相手のアストロズ打線は、ここに来て調子を上げている。第2戦では壮絶な打撃戦を制して延長戦をものにした。しかも、首位打者アルトゥーベ、主砲コレア、不動のリードオフマンであるスプリンガーらの右打者が揃って当たりを取り戻した。
今季のダルはアストロズ戦で2試合を投げ、アルトゥーベに5打数2安打、コレアには6打数1安打ながら、3ランを許している。
試合当日、ミニッツメイド・パーク上空の風と右の強打者には要注意だ。