外れ外れ1位 巨人は即戦力右腕の鍬原に“ポスト沢村”期待

公開日: 更新日:

 巨人が外れ外れ1位で指名した中大の即戦力右腕・鍬原拓也(21)は最速152キロ。スカウトや関係者の間では、大学の先輩でもある「巨人の沢村タイプ」との声がある。

 元中大監督で巨人OBの高橋善正氏(評論家)は「沢村より球威はないが、制球力は鍬原の方が上。気持ちが強そうなタイプ」と指摘する。高橋由伸監督もドラフト会議後、「右のパワーピッチャーは補強ポイント」と評価。「最初から期待したい」と即戦力として迎え入れる方針を語っている。

「右のパワー系」とは、まるで来季の去就が未定の絶対的セットアッパー・マシソンが退団することを想定しているかのようである。16年にセーブ王を獲得した沢村も右のパワー系だ。助っ人はともかく、沢村が来季の戦力として計算できないところが、鍬原の指名と関係している。

 沢村は今季、右肩痛のため、一軍登板ゼロに終わった。球団はトレーナーのはり治療での施術ミスの可能性があると発表しており、現在は三軍の秋季練習に参加中。遠投は行っているが右肩は一進一退の状態だという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…